070：Chrysler PTCruiser

撮影：Canon EOS 6D + EF50mm F1.8 II

この世に「真に新しいもの」は存在しません。モチーフがあって組み合わせがあってブレイクスルーがあって、最終的に驚きのテイストが表面に現れると人は「新しい」と感じる。私は新鮮味があるからといって、過去のデザインを有り難が（り過ぎ）るのは、あまり好きではないんですよ。

たとえばVWのNewビートルとかBMWになったminiとか、現代のプロダクトとして昇華させたデザインは、本当に好きだし素晴らしいと思います。またその対極にあるかもですが、クラシック、ノスタルジックカーを当時の姿にレストアする情熱。あるいはロータス〜ケータハム「Super7」の様に変わらない姿・デザインを貫く姿勢も大好きです。





このクライスラーのPTクルーザーは、それまでほぼ興味のなかった私に「これは乗りたい！」と初めて思わせてくれたアメ車でした。あざとさを一切感じさせない、見事にクラシックイメージを現代に蘇らせた秀逸なデザインだったと思います。



残念なことに生産終了なんですって。本当に、本当に、本当に残念です。


クライスラー・PTクルーザー（Wikipedia）

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